小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

私のアーケードゲーム履歴書 コットン 番外編 その2

私は行ってないのですが、5月19日実施されたイベント「ゲームレジェンド」で、コットンの最新作がリリースされるという発表があったようです。

https://www.beep-shop.com/sap/cotton/

 

この情報を元に私の所へも「やらないのか?」という叱咤という名の冷やかしをいくつか頂きましたw

あまりやる気はなかったのですが、初代がベースになっているという話を聞き少し興味が湧いてきた所に、以下ファミ通の記事が流れてきたので確認しました。

https://www.famitsu.com/news/201905/19176194.html

 

初代は初代でもX68000の移植版がベースで、アーケード版ではないんですね。

今は処分してしまいしたが以前にX68000は所有していて、コットンもプレイしたことがあります。正直ゲームは全く別物です。

キャラや背景は確かにコットンですが、ゲームを始めるとアーケード版に慣れた人間からすれば最初から動きに違和感があります。まあハードの性能やデータ読み込みの問題もあって昔の移植ではそれはよくあることなのですが…

 

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1面中ボスが、アーケード版は周囲を取り囲む岩が最初から画面のように広がって現れるのに対して、X68000版は顔だけ最初に現れ、顔の部分から岩が徐々に広がっていったような記憶があります。その演出の相違にゲームから発せられる何か根本的な違和感を感じます。

そしてアーケード版同様に稼ぎをするべく、バリアを張って顔の部分に突っ込んだところ、全く点が入らなかったことを確認。それから2度とゲームを起動することはありませんでした。

そう、X68000版はバリア稼ぎが無効となっているんです。

稼ぎに面白さを見出していた私にとってはこの仕様変更はとても許容できるものではありませんでした。

 

上記ファミ通の記事に、以下のような記載があります。

(以下記事より引用)

 

丸山 アーケード版よりX68000版のほうが、2面ボスのパターンが変わっていたりですとか、ゲームバランスがリファインされているんです。周囲の『コットン』ファンとも相談しまして、X68000版がいちばん『コットン』の完成度が高いのではないか? という判断で、X68000版の移植に決定しました。

丸山 はい、出さないワケにはいきません! X68000版『コットン』を移植した、X68000版『コットン リブート(仮)』も出ます(笑)。媒体は、5インチフロッピーディスクです。ただ現代機で遊ぶのもいいのですが、やはりBEEPとしてはX68000版も欲しくなってしまって(笑)。

 

X68000版ってそんなに売れたのかなあ…いや売れるのとゲームの面白さは全く別だとは思いますが、少なくとも周囲からX68000版が完成度高いなんて話は全く聞いたことが無いんですが。

なんか、「現代でX68000版を出す」という目的が先にあってX68000版の移植に決定したんじゃないかと…まあこれ以上は下種の勘繰りなので止めておきます。

 

バリア稼ぎが製品で実装される可能性もあるので、実際のところ製品を見て判断するのが正しいんでしょうけど、最初にミソ付いてしまった気分なので購入しても恐らく真剣にはやらないと思います。

まあゲームはゲーセンでプレイしてなんぼと思っておりますので。