ゲームセンター回顧録 金山&神宮前&伝馬町 その4

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続いて、名鉄神宮前駅から少々離れた地下鉄伝馬町駅付近を紹介します。

2.地下鉄伝馬町駅エリア

神宮前駅から駅前の大津通熱田神宮の境内に沿って南下すること10分程度。国道1号との交差点に地下鉄名城線の伝馬町駅があります。

旧東海道における宿場町が起源のため、周囲には歴史的施設が多数ある場所なのですが、専門学校の電波学園名古屋工学院専門学校)の関係施設が駅付近に多数立地しているため、学生をターゲットとしてゲームセンターが幾つか店舗を構えていました。

ただ、私がこのエリアの存在を知ったのは1980年代後半ですが、当時は地下鉄名城線新瑞橋までしか線路は無く、今のように環状運転が開始されるのは2004年と20年近く後。また新瑞橋で接続する桜通線も開通は1994年のため、駅前とは言え地下鉄で向かうには相当不便な場所でした。結局は名鉄神宮前駅から歩いて向かうことになるのですが、その不便さ故にどうしても足が遠のきがちな場所でした。

 

⑥シグマレジャック

伝馬町交差点の北東部に、1階が宝交通不動産部、2階より上が立体駐車場になっている写真の建物があり、1階に店舗が存在していました。

最初に神宮前へ出入りしていた時には存在を知らなかったのですが、高校生の頃に名古屋駅界隈に出入りするようになり、イエローハットにて知り合ったこちら出身のスコアラーの方に存在を教えて貰ったのが伝馬町の存在を知ったきっかけだったと記憶しております。

 

スコアラーが出入りする店舗だけあって、店内にハイスコアボードが掲げられておりました。ただ、ベーシックマガジンやゲーメストのハイスコア集計店としては掲載されなかったため、ゲーメストの個人申請にその面影を留めるのみとなっています。

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 (ゲーメスト1990年6月号より。ネームは伏せさせて頂きました。)

名古屋周辺のスコアラーでは、星ヶ丘キャロットやイエローハットにあまり出入りしていない勢力が集まっている店舗というイメージでしたが、90年代に入ってイエローハットにも徐々にシグマレジャック出身の方が増えていったように思います。

 

ビデオゲームのプレイ代金は基本50円で、一部新作のみ100円だったと記憶。連射装置等の装備もあり、名古屋工学院専門学校の授業終了後の時間帯を除けば比較的落ち着いてプレイできる環境だったと思います。

また、熱田神宮の門前という場所柄、大晦日だけ終夜営業を行っていたりしたため、「年越しテーカンワールドカップ対戦」と銘打って仲間内で出向いたことがありました。ただその際に途中でトラックボールが不調となり店員氏に直訴したのですが、その時の対応が今一つでゲームを継続出来なくなり拍子抜けして撤収。

それ以降この店に出向いた記憶がありません。丁度シグマレジャック出身のスコアラーがイエローハットに流れてきていた時期とおおよそ一致するため、恐らくはその前後からスコアラーにとってあまり居心地が良い場所では無くなっていたのでしょう。正確な閉店時期は不明ですが、私が名古屋へ戻ってきた90年代後半には既に店舗はありませんでした。

 

加えて、系列店が私の知る限りではここを含めて4店(名古屋市中川区、天白区、及び三重県桑名市)に存在していましたが、他の店舗は特にゲームファンにベクトルが向くことは無かったようです。現在は全て閉店しており存在しません。

 

⑦ビッグ5

シグマレジャックと国道1号を挟んで向かい側付近に存在しました。オープンは恐らく90年代に入ってからではないかと思います。

2階建ての至って普通のゲームセンターで、正直特筆すべき点は思い付きません。学生以外にあまり人通りも無さそうな場所の割にはプレイ代金は全て100円で周辺の相場から離れており、あまり振るわっているイメージは無かったのですが、2000年代頭までは存在していたようです。現在は建物ごと無くなり写真の回転寿司屋となっています。

 

次回は金山へ場所を移します。

その5へ続きます。

ゲームセンター回顧録 金山&神宮前&伝馬町 その3

神宮前駅周辺で唯一紹介していない「UFO M1」ですが、尺を取るためここだけ別枠にさせて頂きます。

 

④UFO M1

2020年時点では全滅した名鉄神宮前駅前のゲームセンター群で、最後まで残っていた店舗です。告知されての閉店ではなく、ある日を境に営業されなくなり、そのまま再開することなく幕を閉じました。

写真は建屋撤去後の跡地で、現在は駐車場になっています。

https://matome.naver.jp/odai/2135876355879831601/2135877879881562403

以前にその外観は写真に収めていたのですが、データを紛失してしまったため、上記サイトから在りし日の外観を確認下さい。

 

私が神宮前に初めて降り立ったのは恐らく1986年、当時の友人にプレイ代金が安い店として最初に連れてこられた店がここでした。

当時は1階が新製品、大型筐体、そしてメダルゲームを設置。プレイ代金はオール50円で、大型筐体も50円で営業していたと記憶しています。2階は型落ちタイトル中心の構成で、10~30円での営業。

店内はともかく暗い、汚い、タバコ臭いと昭和のゲームセンターの雰囲気満点。またプレイ代金が安い反面メンテナンスは最悪で、特に2階はまともに遊べる環境にさえない場合も多々ありました。ラッシュ&クラッシュ(カプコン、1986)をプレイしていたらレバーが引っこ抜けたことが有ったくらいのレベルといえばご理解頂けるでしょうか。

しかしお金のない中学生にとってプレイ代金の安さは代え難いものがあり、また周辺店舗群では最も面積が大きく製品の入荷が良かったことも手伝って、神宮前に来た際には必ずと言って良い程足を運んでいました。

 

その後店舗は1階のメダルゲームが撤去されたり、テーブル筐体がアップライト筐体に変わるなどの機械の変遷はありましたが、30年以上経過しても、基本的に外観や内装、営業形態に全く変化はありませんでした。

そのあまりにも時代と乖離した店舗は、それが故に「名古屋の貴重なレトロゲーセン」として知れ渡っていくことになります。そして以下の内容にて新聞記事としても取り上げられるに至ります。

(該当記事は既に閲覧が出来ないため、2CHまとめサイトにて残っていたテキストをスクショしたものをアップします。)

この記事が中日新聞に掲載されたのが2013年8月。

記事からは閉店の気配は全く感じられませんが、その年の9月には「店が営業していない」という情報が流れだします。

店舗内の機械はそのままで営業していない状態だったため、いずれ再開されるという期待もあったのですが、結局再開されぬまま敷地は更地となり現在に至ります。

 

店舗が更地になる前に、不動産情報で底地・建屋・設置機械全て込みで1億円という売却情報が出ていたようです。オーナーに続ける意思が無くなってしまったんでしょうかね…

 

次回は伝馬町駅付近の店舗を紹介します。

その4へ続きます。

ゲームセンター回顧録 金山&神宮前&伝馬町 その2

まず紹介するのは、自分が最初にこの界隈で出入りするようになった名鉄神宮前駅周辺です。

地下鉄伝馬町駅は神宮前駅から少々離れていますが、位置関係を把握して頂くためにマップは共通としてあります。

1.名鉄神宮前駅エリア

名鉄の幹線である名古屋本線(岡崎、豊橋方面)と、常滑線常滑、半田方面)が分岐するターミナルである神宮前駅ですが、地図を見ての通り、駅西側は道路を挟んで熱田神宮の敷地が広がっているため、駅ビル以外の大きな商業施設が付近にはありません。

そんな事情が影響したのかどうかは定かではありませんが、ゲームセンターは全て駅北側に面する「山手グリーンロード」の沿道に立地していました。

駅付近の跨線橋から山手グリーンロード方向を眺めます。

隣の金山との間に大型のイオンショッピングセンターが出来た影響でしょうか、今では小さなパチンコ店1店を除いてお店は少なく、マンションばかりになってしまいましたが、以前は小規模な商店街を形成していました。

 

余談ですがこの写真を撮影した跨線橋の下に2012年までは踏切が有ったのですが、名鉄・JRを同時に跨ぐため典型的な開かずの踏切で、今や貴重な踏切警手が手動で操作していたり、遮断機が半開きになって人は通れるけど車は通れない状態があるという独特な踏切で有名でした。

踏切在りし日の動画が結構上がっているので、興味がある方は是非ご覧頂ければと思います。


名鉄神宮前駅手動踏切

 

 ①きょうらく

駅付近に展開していた5店のゲームセンターのうち、唯一線路の反対側である駅西口に面していました。踏切や跨線橋を渡らないと到達出来なかったため、東口の店舗に比べるとどうしても向かう頻度は少なくなりがちで、記憶にある限りでは1回行ったことがあるのみ。イエローキャブデータイースト1984)をプレイした覚えがあります。

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店舗は1990年代前半には既に閉店していたようですが、建物は残り続けており現在でも写真のように外装は営業時のままで存置されています。ただ隣接する商店街を含め再開発計画があるようなので、近い将来に周辺も含めて取り壊しされる可能性が高くなっています。

 

②店名不詳1(名鉄神宮前駅内)

丁度駅舎が工事中のため、写真では矢板で塞がれていますが、駅入口階段の右隣に店舗スペースがあり、 正面に名古屋のソウルフードである寿がきや、そして通路を奥に進んだ場所にゲームセンターがありました。

いかにも空いているテナントスペースに一時的にゲーム機を設置していただけの店舗で、程なくして閉店しており私も神宮前駅に降り立った際に1回行ったきりでした。

 

③シルバースター

駅前に唯一残っているパチンコ店の隣に写真の3階建て建物があり、ここがゲームセンターでした。

私が初めて訪れた際にはまだ写真の建屋ではなく平屋の小さなゲームセンターでしたが、小さいだけに良く効いていた空調と、近隣の店舗の中では最もメンテナンスがまともだったこともあり、比較的良く訪れていました。グラディウスはもっぱらここでプレイしていたような。

そして80年代後半あたりで写真の建屋に建て替えられたのですが、当初は1、2階共にゲーム機が設置してあり、新製品は1階、型落ちした製品は2階に設置され、2階は50円以下のプレイ料金で地元の中高生が大量に来店していた覚えがあります。

しかし2階は徐々にビリヤード台の設置面積が増えて行き、最後はビリヤードのみとなった後に閉鎖。1階のみで細々と営業が続いていましたが、末期はビートマニアⅡDXのバージョンアップ以外の新製品が全く入荷していない状況で、店内はいつも閑散としていました。そんな状態が2000年代前半まで続いた後に閉店。建物のオーナーが惰性で続けていたような状況だったのでしょう。

 

⑤店名不詳2

山手グリーンロードから少し奥に入ったこの写真の建物。今では1階は車庫になっていますがかつてゲームセンターだった時期があります。

駅から最も離れており場所も悪かった影響か、設置されていたゲームは全て30円以下のプレイ料金だったため、お子様が多かった記憶があります。反面設定は全てハード以上、メンテナンス放置というプレイ代金の安い店にありがちな状況だったため、一度行って以降は付近の別の店舗が用が足りたため全く近寄らなくなりました。閉店時期は不明です。

ここの店でプレイしたことを確実に覚えているのが、「カロリー君vsモグラニアン(セガ/VIC東海、1986)」

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先程のイエローキャブといい、どうして自分はこういう「伝説的クソゲー」をプレイしてしまうのでしょうか…

 

④のUFO M1のみ、記事の尺を取るため次回で別に紹介します。

その3へ続きます。

ゲームセンター回顧録 金山&神宮前&伝馬町 その1

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名古屋市内におけるゲームセンター密集地では、名古屋駅太閤通口・いりなか-八事-塩釜口の地下鉄鶴舞線沿線とエントリーしてきましたが、3エリア目として名鉄名古屋本線沿線の金山-神宮前エリアを取り上げたく思います。

 

地下鉄鶴舞線沿線は、隣接している3駅にそれぞれ付近に大学や高校が多く、学生街という点で共通していましたが、今回の金山、神宮前エリアは駅は隣接しているとはいえ、場所ごとにその性格は大きく異なります。

 

金山エリア:元々乗り換え駅としてある程度の人の流れがありましたが、1989年に「金山総合駅」としてJR、名鉄、地下鉄の駅を一体にしてからは、名古屋の副都心としての地位が高まったエリア。

神宮前(伝馬町)エリア:名前が示す通り熱田神宮の最寄り駅。年始は参拝客でごった返すものの、熱田神宮の敷地以外は小規模な商店ばかりの比較的閑静な場所です。

伝馬町は名鉄神宮前駅から少し離れた国道1号の交差点で地下鉄名城線の駅だけがあり、繁華街とは程遠い場所なのですが、付近に専門学校の名古屋電気工学院関係施設が多数立地しているため学生向けとしてゲームセンターが立地していたのであろうと推測されます。

 

このうち最初に訪問した場所は神宮前。中学校時代、名古屋市内に住む友人から「ゲーセンが密集してかつプレイ料金が安い場所が有る」と教えてもらい、時折遊びに向かうようになったのがきっかけでした。駅付近に最大で5件の店舗が連なり、その殆どが1プレイ50円以下のプレイ代金だったため当初は頻繁に足を運んでいた記憶があります。

その後、名古屋駅界隈の店舗へ向かうようになるとあまり神宮前には足を運ばなくなるのですが、神宮前から少し離れた伝馬町に、当時のベーシックマガジンやゲーメストには掲載されていないもののハイスコアを集計している店舗がある、という情報を入手。場所が不便なため頻繁に通うまでは至らないものの、伝馬町もゲームを遊びに行く場所としての選択肢に加わることとなります。

 

一方金山は副都心的な場所であり、ゲームセンターも比較的多数あったとは言え乗り換え等で通過するだけのことが圧倒的に多かったのですが、トピック的に取り上げておきたい店舗がいくつかあるため、神宮前エリアと隣接していることから一緒にまとめることとしました。

 

その2へ続きます。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1987年7月号

ゲーメスト1987年7月号(通算第10号)のハイスコア集計店マップです。

 

掲載店舗数は6月号の87店から80店へ減少。

新規掲載店は以下5店です。

ナムコ

イエローハット(愛知県)

セガ

ハイテクセガ弘前青森県

ハイテクランドセガ杉本町(大阪府

タイトー

ハイテクノーベル神保町(東京都)

・その他

コミュニティスペースNTK(北海道)

 

後に自分のゲームセンター人生に深く関わることとなる、イエローハットとハイテクノーベル神保町、ゲーメストへの掲載は同期だったんですね。まとめるとこのような今まで気付かなかった事実も見えてきたりします。

大阪の杉本町は、後日登場する「プレイシティNASA杉本町」のイメージが強いです。

コミュニティスペースNTKは、前月まで掲載されていた「ゲームプラザNTK恵庭店」が移転及び店名変更されたもの。そのため純増としては実質4店になります。

 

丁度この号と前後して、掲載が不定期気味な店舗がかなり整理されている印象です。編集に影響するでしょうし、店舗名掲載に関して広告料を受領している訳でもなさそうですから、集計用紙をきちんと送付してこない店舗や、嘘スコアを平気で送ってくる店舗に対してはゲーメスト編集部も強気な対応だったのではないでしょうか。

 

 そして今回トピックで取り上げる店舗は、宮城県仙台市の「ゲームコーナーロム」。

先日紹介した岡山市の「TVプレイハウス ミッキーハウス」程ではありませんが、このお店も1987年5月~7月の3か月間だけ記載されている住所が異なります。

 

初掲載~1987年3月号、8月号以降:仙台市向山2-2-17

1987年5~7月号:仙台市川平1-14-15

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店舗の規模にしては掲載されているゲームタイトルが大きく異なっていることから、複数店舗存在したように思えるのですが、実際はどうだったのでしょうか? 

 

そういえば、先日仕事で仙台へ行ったため、ゲームコーナーROMの所在地へ足を運んでみました。(向山の方です)

2020年1月11日撮影

1階の左側(シャッター側)のスペースに存在したそうです。

仙台市の中心部からは少々離れた広瀬川の川縁で、付近には学校や商店が無い住宅地なのですが、昔はこのような場所にも意外と小規模なゲームセンターがあり、地元のプレイヤーの活動拠点となっていたりしたものです。

ゲーメストの写真では店舗の柱部分もレンガ状になっていますが、テナント変更した際に剥がされたんでしょう。2階より上の外観を見ると現役時代の店構えが想像できます。

何気なく場所と写真をツイッターにアップしたら、そこそこの反応を頂きました。跡地となっても場所を確認できるのは感慨深いものです。今後も集計店跡地巡りは続けていこうと思います。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1987年6月号

ゲーメスト1987年6月号(通算第9号)のハイスコア集計店マップです。

月刊化が軌道に乗ってきたのか、集計店舗数も拡大の方向は変わらず、トータル掲載店舗数は5月の74から87へと増加しました。

 

当月の新規掲載店は以下の通りです。

ナムコ

プレイランドナムコ岡山県

セガ

ハイテクセガ平岸(北海道)

ハイテクセガ青森(青森県

ハイテクセガ万代(新潟県

・その他

ファミリーランドアルパ(岩手県

ゲームプラザピノキオ(兵庫県

コスモランド・ムサシ(石川県)

 

新規掲載店が7店なのに対し、掲載店舗が13店増加するのは、毎月確実に集計用紙を送付してこない店舗があったからと想像されます。雑誌のページ数の尺は限られている反面、店舗数オーバーで掲載不可という状況も許されないでしょうから、不定期にしか集計用紙を送付してこない店舗の対応には編集側も苦慮したのではないでしょうか。

 

新規掲載店ですが、ただでさえ集計店密集地の岡山に更に増加した「プレイランドナムコ」は倉敷市ジャスコ内店舗。当時としては珍しい中心市街地ではなく郊外バイパス沿いのショッピングセンター内店舗ですが、スコアラーが集まりにくかったのか翌月には掲載店から姿を消します。

 

セガ系は初期のゲーメストにおいて名を馳せた店舗が登場。

札幌市の「ハイテクセガ平岸」はスーパーハングオンハイスコアのイメージが強烈に残っています。

新潟市の「ハイテクセガ万代」はハイスコアサークルFGKの拠点だったと記憶。

「ハイテクセガ青森」は弘前市に後れを取りながらも県庁所在地集計店として登場します。この店舗、翌7月号には一度掲載されなくなりますが、8月号から同一住所で「ゲームイン青森」という店舗名で掲載が再開されます。

ここまでであれば、「セガが撤退した店舗が引き継がれた」というよくあるパターンなのですが、更に2か月後の10月号で再び「ハイテクセガ青森」に戻って掲載されているという不思議な店舗。あまりの短期間のため店舗名称が本当に変わっていたのかどうかが謎です。

 

その他では、岩手県は大船渡市の「ファミリーランドアルパ」。県庁所在地の盛岡市には全く集計店が現れない反面、人口の希薄な三陸地方に大槌町の「子供ゲームセンター」と並んで2店目の集計店が出現します。ただ「子供ゲームセンター」はこの号で掲載が止まってしまうのですが。

兵庫県は、神戸市の「ギャル元町」が1回のみの掲載で姿を消しましたが、明石市の「ゲームプラザピノキオ」で集計店が復活。

石川県の「コスモランド・ムサシ」は金沢市内3店目の掲載店。岡山程ではありませんが金沢市中心部は集計店が密集するエリアとなって行くこととなります。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1987年5月号

今回はゲーメスト1987年5月号(通算第8号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

 

4月号で隔月刊から月刊へ移行した影響で53店まで減少した掲載店舗数は、今月で74店まで戻し、3月号の店舗数(70店)も上回りました。

トータル集計店舗数としては落ち着きつつあるため、今回から新規に掲載を始めた店舗について地域及び店名を記載したく思います。

 

ナムコ

 プレイシティキャロット長岡店(新潟県

 プレイシティキャロット藤塚店(香川県

セガ

 ハイテクゾーンセガ山形店(山形県

 ハイテクセガ新潟(新潟県

・その他

 アメリカンクラブみずほ台店(埼玉県)

 キャノン最前線(愛知県)

 

新潟県は今回ゲーメスト初登場なのですが、新潟市セガ長岡市ナムコでエリアがくっきり分かれたのが面白い所。新潟を含んだ北陸地域のスコア集計店は結構セガが強かった印象があります。

高松のキャロットは確か市内に3店あったと記憶していますが、地域内一括でゲーメストに申請していた山梨県甲府市とは異なり、藤塚店のみがゲーメスト集計店として登録されました。香川県ゲーメスト集計店初登場となります。

山形市の「ハイテクゾーンセガ山形」も、山形県の掲載店としては鶴岡市より後発となりましたが、東北では仙台と並んでゲーメスト初期でスコアラーを輩出していました。

「キャノン最前線」は過去にこのブログでも単独で取り上げた私も良く存じている店舗。実は名古屋市では初のゲーメスト集計店だったんですね。

みずほ台は東武東上線の急行が止まらない平凡な郊外駅ですが、昔は東京の鉄道駅前には大抵ゲームセンターがあり、地場のプレイヤーがそれぞれ根付いて活動していたものです。

 

その他特筆すべき店舗と言えば、岡山市の「TVプレイハウス ミッキーハウス」。

1987年3月号で初掲載となったこの店舗、当時の住所を現在に当てはめると袋小路の上病院の敷地になってしまうという非常に謎な店舗なのですが、翌4月号で突然店舗の住所が変わり、そして5月号でまたもとの住所に戻ります。

1987年3月号、5月以降:岡山市国富4-26-1

1987年4月号:岡山市八幡115-9

住所が変更されたままであれば移転の可能性もありますが、1か月でもとの住所に戻るということは、複数店舗を擁したまたま4月だけそちらの住所で掲載されたのでしょうか…

また本来の住所も地図だけ見るとあまりゲームセンターが立地できるような場所に思えず、付近の国道250号沿いに店舗がある方が自然に思えます。もし何か情報をお持ちであれば是非ともコメントを頂きたくお願い申し上げます。

 

また、今後も気になる店舗のトピックが有れば随時記載していこうと思います。